お取り付け事例内回り垂直落とし曲がり階段(S200/Flow)

椅子の幅ギリギリの狭い階段、でも手すりは外さないで!

お取り付け事例

入院中のお父様がご自宅で暮らせるために・・・

階段昇降機を取り付け、ご自宅でお父様が過ごせる準備を整え、退院させることをご決断されたお嬢様。

けれども階段はとても狭く、階段昇降機の椅子がギリギリ通る幅しかありません。
椅子が通っても、椅子を回転させて横に向けたとき、ひざやつま先が当たってしまうかもしれません。

工事をさせていただく私どもとしては、手すりを撤去させていただくのが一番簡単なのですが、ご家族の強いご要望もあって、何とか手すりを残す方向で設計をいたしました。

椅子を退避させる場所がない!

ところが、階段が狭いために、階段昇降機をどこに停めたとしても、ご家族の方が歩いて階段を昇り降りされるときに邪魔になります。

もちろん椅子はコンパクトに折りたたんでおくことはできますが、この狭い階段の途中で、身体をひねりながら脇をすり抜けて上り下りするのは、決して安全とは言えません。

上階ではレールが飛び出さないようにギリギリでカットしました

クローゼットをあきらめる?

唯一、昇降機を退避させて、安全に脇を通れる場所としては、下階のクローゼットの前があります。 でもここにレールが伸びてきたら、クローゼットが開かないのでは?

そこで威力を発揮するのが、TKE階段昇降機の特長の一つである「バーチカルスタート」、通称「垂直落とし」です。 これならレールの出幅を最小に抑えられます。

 

右の扉は全開とはいきませんが、何とかクローゼットを使える状態を維持して、レールを設置することができました。

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