コラム

曲がった階段用の曲線型階段昇降機とは?直線型との違いや取付事例もご紹介

曲線型階段昇降機コラム

足腰が弱い方でも階段を昇り降りできる階段昇降機。直線の階段はもちろん、曲がった階段であっても取り付けることは可能です。

この記事では、一般的な曲線型階段昇降機の特徴や直線型階段昇降機との違いについてご説明します。またTKEの曲線型階段昇降機の取り付け事例についてもご紹介します。

階段昇降機の基本的な情報を知りたい方は以下の記事もご覧ください。
階段昇降機とは?基本的な特徴やメリット、デメリットなどを分かりやすく解説


曲がった階段用の曲線型階段昇降機とは?

階段昇降機とはご高齢の方や身体の不自由な方が階段を昇り降りするための機械です。階段にレールが取り付けられていて、その上を昇降機が移動し、利用者は昇降機のシートに座って上階、下階に移動します。

曲線型階段昇降機はその名のとおり曲がった階段に対応した階段昇降機のことを指します。

どんな形状の階段に適している?

曲線型階段昇降機はたとえば踊り場があるようなU字階段や螺旋階段など、直線ではない形状をしている階段に取り付けます。

設置する際には、外回り・内回りを選択できます。ご自宅の間取りや動線に合わせて決める必要がありますが、製品によって対応できる場合とできない場合があるため、詳しくはメーカーに確認するとよいでしょう。TKEの階段昇降機は様々な間取りに対応ができますので、お気軽にお問い合わせください

その他の階段の形状

直線階段であっても途中に踊り場があったり、勾配が変化したりする場合は曲線型の出番です。また、3階以上の多層階の建物で、1階から3階まで廊下も含めてレールを設置する場合も曲線型にする必要があります。

途中に踊り場があっても階段自体が直線の場合は、直線型階段昇降機を2台設置するのも手です。直線型階段昇降機×2台と曲線型階段昇降機×1台でどちらが使いやすいか、費用が抑えられるか判断の上、決めるとよいでしょう。よく分からない場合はお気軽にお問い合わせください

曲線型階段昇降機の特徴:オーダーメイドのレールで快適な暮らしを実現

曲線型の場合、レールは階段の形状に合わせてオーダーメイドで設計するので、どのような形状でも対応可能です。レールの設置場所も階段の内回り、外回り、どちらも選べます。階段はもちろん、たとえば玄関からそのまま上階に上がるなど、利用される方のライフスタイルやお住まいの構造に合わせた設計が可能です。

曲線型階段昇降機と直線型階段昇降機との違い

階段昇降機には「直線型階段昇降機」と「曲線型階段昇降機」の2種類があります。大きな違いとしては対応する階段の形状(直線か曲線か)という点がありますが、それ以外にも以下のような違いがあります。

価格に関する違い

直線型階段昇降機の場合、レールが直線でシンプルな構造です。一方、曲線型階段昇降機の場合は階段の形状に合わせてオーダーメイドでレールを設計しなければならず、昇降機も旋回機能が備わっているものを使用しなければならないため、直線型階段昇降機と比較するとどうしても取り付けに費用がかかります

直線型の場合は80万円前後、それに対して曲線型の場合は190万円から230万円程度必要です。

レンタルについて

直線型階段昇降機の場合はレールの構造がシンプルで使い回しが利くためレンタルで利用することも可能です。一方、曲線型階段昇降機の場合は階段に合わせてオーダーメイドでレールを設計しなければならないため、レンタル利用がしにくいという難点があります。

設置後のレールの延長対応について

階段昇降機を設置して、将来的にレールの延長を検討するケースもあるかと思います。直線型の場合、基本的に延長対応はできず、最初からレールの長さを設定して設置する必要があります。

一方で曲線型の場合、複数の形のレールを組み合わせて設置するため、延長する場合も端のレールを変更することで対応可能となります。ただしレールを延長する場合、基本的には割高になります。そのため、予め延長が予期されるようでしたら、最初からその長さでの設置を検討するかメーカーに相談するのがよいでしょう。

曲線型と直線型の違いまとめ

曲線型階段昇降機と直線型階段昇降機の違いについてまとめると以下のようになります。

曲線型直線型
特徴様々な形状の階段に取り付けられる昇降機。一直線の階段用の昇降機。
価格目安190~230万円程80万円前後
レンタルの有無オーダーメイドのため、基本的にレンタル製品がない。ローンで購入できる場合がある。レンタル製品もある。
延長対応について基本的には対応できるが、追加の費用が割高になりやすい。基本的に対応ができない。

【体験談】TKEの曲線型階段昇降機の取付事例

曲線型階段昇降機は踊り場がある階段、螺旋階段に対応できますが、それだけではありません。以下のような複雑なケースにも対応可能です。

曲線型階段昇降機の取付事例一覧はこちら

玄関からつなげたケース

A様は2階で過ごされる奥様のために、玄関から2階まで昇れる昇降機を探されていました。国産メーカー品ではレールが敷けないということで弊社にご依頼いただきました。

奥様は外出時には車椅子を使用されるため、玄関の土間から階段、そして2階までレールでつなげるようオーダーメイドで設計。以前はA様やヘルパーさんが奥様を2階から玄関まで介助されていましたが、今は昇降機に乗って楽に、安全に外出できるようになったということです

A様の詳しい事例はこちら

 

廊下も含めてレールをつなげたケース

B様はご自身が経営されている会社の自社ビルの4、5階にお住まいです。4階にある玄関から湾曲した廊下を通り、5階までレール1本でつなぎたいというご要望をいただきました。

3次元計測技術やコンピューター制御のカスタムレール製造技術により、弊社でそれが対応可能であることがわかり施工させていただいたのです。湾曲した廊下の1本のレールはブラウン色で内装にもぴったりとマッチ。「まさにイメージ通り」というお声をいただきました。

B様の詳しい事例はこちら

螺旋状の内回りのケース

C様は複数社に見積もりを依頼しておられましたが、ご要望に沿った内回りプランを提示できたのはTKEだけでした。C様より「唯一の内回り提案で驚きました。上階のレールも壁のラインに収まって2階ホールに突き出さず、つまずく心配もありません。」というお言葉を頂戴しました。

レールを内回りにすることで、階段を歩いて利用されるご家族の妨げにならないよう配慮しています。

C様の詳しい事例はこちら

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