ただし階段昇降機のサイズだけで判断すると、誤った選択をとる可能性もあるため、この記事ではコンパクトな階段昇降機を探している人向けに、サイズ以外に押さえてほしいポイントについてもご紹介します。
コンパクトなサイズの階段昇降機
コンパクトを売りにしている製品の場合、折りたたんだ状態で25㎝前後になるものが多く、階段の幅が75㎝程度であればその3分の1ほどを占有している計算になります。
ただし、だからといって例えば折りたたんだ厚みが30㎝以上のものは狭い階段や狭小住宅に不向きなわけではありません。むしろサイズよりも重要視した方がいいポイントもあります。
階段昇降機のサイズ以外に考慮したいポイント
階段昇降機のサイズよりも、以下のようなポイントが重要です。
- レールの設置の柔軟性
- 階段昇降機の機能性
- 階段昇降機の業者の提案力
これらを考慮せずに、サイズがコンパクトという理由だけで製品を選ぶと様々なデメリットを受ける場合があります。
それぞれ細かく解説します。
レールの設置の柔軟性
いくらコンパクトなサイズの階段昇降機だったとしても設置したレールによっては以下のようなデメリットが発生する場合があります。
- 設置したレールがはみ出して生活動線と干渉する
- 階段の近くのドアの開閉スペースと干渉する
- レールと干渉することで階段についている収納棚が使えなくなる
直線型階段昇降機の場合は折りたたみ式のレールも存在します。また曲線型階段昇降機用のオーダーメイドレールであれば柔軟な対応が可能です。
逆にレールの設置が柔軟であれば、例えば階段昇降機を使わないときに空いているスペースまで移動させるといった対応も可能となります。レールをどのように設置するかも押さえつつ、併せて以下の要素も考慮しましょう。
階段昇降機の機能性~①傾斜対応力~
狭小住宅ですと狭いだけでなく、急傾斜な階段の場合も多いかと思います。急傾斜なうえ、さらにレールを設置する箇所を(例えば手すりと反対にしたいなどの理由で)内回りにしたい場合、50度前後までの傾斜にしか対応できない製品では希望通りの設置ができない場合があります。
どれくらいの傾斜まで対応できるかも押さえておきましょう。TKEの曲線型階段昇降機は70度までの傾斜に対応しています。
階段昇降機の機能性~②旋回機能~
階段がただ狭いだけでなく、柱の出っ張りを考慮しなくてはならないケースもあります。椅子のサイズが問題なくても、障害物を避けられずにレールが設置できなければ意味がありません。
この場合、階段昇降機が走行中に椅子を自動旋回させる機能があるかがポイントです。TKEの曲線階段昇降機には世界特許の水平維持・自動旋回機能があります。
階段昇降機の業者の提案力
階段昇降機を検討されている方、特に初めての方は価格やサイズについては検討材料に入るものの上記のようなポイントは見逃しがちです。
利用者やそのご家族、すでにある住環境まで考慮した提案をしてくれる業者を選びましょう。
狭い階段にはTKEの階段昇降機を
これまで記載の通り、狭い階段や狭小住宅への階段昇降機を設置する場合、コンパクトさ以外のポイントも重要となります。以下のコラムでは狭小住宅への階段昇降機の設置について詳しくまとめてますので併せてご覧ください。
また設置事例はこちらのページからご覧ください。