弊社ティーケー・ホームソリューションズの親会社であるTKエレベータは、家庭用の階段昇降機、ホームエレベーターの他に、商業ビルのエスカレーター、動く歩道、空港の搭乗ゲートなどを製造・販売する部門があります。
搭乗ゲートを遠隔操作
TKエレベータは、このたびイスタンブール・サビハ・ギョクチェン国際空港に革新的なリモート・コントロール・システムを納入、実際のフライトで初めて使用されました。
プレスリリース 2021年11月18日
搭乗者の利便性を向上させるとともに、空港運営者の業務効率を向上させる、TKエレベータの新しい旅客搭乗橋用リモートコントロールシステム(RCS)が、ヨーロッパの主要空港で初めて稼動しました。イスタンブール・サビハ・ギョクチェン国際空港では、RCSにより旅客機とのドッキング・アンドッキング操作が大幅に高速化します。
RCSにより、従来は搭乗ゲートに乗って操作していた結合作業を、遠隔地にいるオペレーターが安全に操作できるようになります。これまでは、大きさや高さの異なる様々な旅客機にドッキングさせるため、熟練したオペレーターが手動で結合作業を行う必要がありました。
新システムでは、オペレーターに広い視野を提供するための一連のカメラと高精度のセンサーが、位置決めの際にオペレーターを支援します。このソリューションにより、到着のたびにオペレーターがゲートからゲートへと移動するための時間を節約し、スタッフの効率を高め、航空機へのダメージのリスクを最小限に抑えることができます。
TKエレベータは、世界中で5,500基以上の搭乗ゲートを設置してきた経験に基づき、スマートな技術とインテリジェントなソリューションを通じて、空港の効率性と空港での旅行者のモビリティを向上させることを目指しています。新しいリモートコントロールシステムは、航空機のターンアラウンドタイムを改善し、運用コストを削減すると同時に、モビリティの要求が高まる多忙な空港において安全性の向上を提供します。このシステムは、空港でのドッキング作業をよりスムーズにし、エネルギーの節約にも役立ちます。 – Manuel Alvarez (TKエレベータ・エアポートソリューション CEO )
TKエレベータは 従業員50,000人、世界100か国以上にサービスを提供し、2020年度には約80億ユーロの売上を達成しました。世界各地にある1,000以上の拠点は、顧客との密接な関係を保証する広範なネットワークを提供しています。過去数十年にわたり、世界有数のエレベータ会社としての地位を確立、2020年8月にthyssenkrupp AGから独立しました。
TKエレベータのビジネスは、住宅や商業ビル向けのエレベータ、エスカレーターや動く歩道、航空機搭乗ゲート、階段昇降機、プラットホーム型昇降機などが含まれ、さらに最先端の超高層ビル向けの高度にカスタマイズされた総合ソリューションにまで及びます。TKエレベータの革新的ソリューションにより、アーバンモビリティの限界を越えてゆきます。TKE – move beyond.
⇒ プレスリリース(英文)2021/11/18 Press release RCS Istanbul Sabiha Gökçen International Airport