ティッセンクルップ*1はマイクロソフトと提携し、MR(=Mixed Reality、複合現実)」ホログラフィックコンピューター「Microsoft HoloLens」を応用した新しいアプリケーションを開発しました。
折れ曲がった階段、らせん階段にも取付けられる、ティッセンクルップの階段昇降機 Flow2A。階段の形に合わせて、オーダーメイドでレールを製造しています。
まず最初に私たちが行うのは、皆さんのお宅を訪問して、昇降機を取付ける階段を計測する「現地調査」。 精密なレールの製造のために、正確な計測が求められます。
現在でも私たちは「EZee Survey」というハイテクな計測システムを使っています。これは、階段の踏み板一つひとつに、バーコードのような模様のついた「タグ」を置いて、それをカメラで撮るだけで設計図面の元となる計測ができてしまう、というものです。
ところが、ホロレンズによる現地調査は、まるでSF映画のようです。計測だけでなく、仮想現実と実際の階段を融合させて、お客様にシミュレーション映像をお見せしながら、取付位置、停止位置、椅子の向きなどを決めることができます。
ティッセンクルップとマイクロソフトのテクノロジーの融合をご覧ください。
*1: 「ティッセンクルップ」は記事掲載当時の旧社名です。